

インタビュー
入社のきっかけ、決め手は何ですか?
円満相続税理士法人のことを知ったのは、代表の橘税理士が講師を務める「円満相続塾」を受講したことがきっかけです。
前職では、中小企業の税務顧問を務め、各顧問先を一人で対応していたため、一通りの業務を経験できました。一方で、財務分析などにそれほど興味が持てなかったことや、基本的に毎月同じ作業が続くことから、年次が経過するにつれてやりがいを感じづらくなっていました。
そんなとき、相続税申告書の作成を初めて任され、実務的な学びが得られる場を探していたところで出会ったのが円満相続塾です。単に税金の処理をするだけでなく、お客様の想いに寄り添う姿勢に強く共感し、「ここで働きたい」と思い入社を決意しました。
税理士受験生として入社後、通常の勤務と勉強の両立について、どのような工夫をしていましたか?
スキマ時間を活用することを意識していました。
働きながらの受験となると、勉強時間は受験に専念されている方には敵いません。限られた時間の中で勝負していく必要があるからこそ、通勤中はスマホに録音した理論を繰り返し聞き、ある程度覚えられたら再生速度を上げることで、記憶の定着を図っていました。
また、東京事務所から予備校までは少し距離があったので、業務終了後は事務所内のオープンスペースを活用して、2時間ほど自習をすることで勉強時間を確保していました。
受験生を応援する制度の中で、特にありがたかったものを教えてください。
試験休暇制度と、コピー機を自由に使えることです。
どの会計事務所の求人を見ても受験生を応援する旨は書いてあるかと思いますが、実際に入社してみると本試験当日のみ休めるというケースも多いと聞きます。そのため、正直なところ入社前はあまり期待していませんでした。
弊社の試験休暇制度は、自分の希望に合わせて休暇日数を申請できる点が大きな魅力です。「どのくらい休みたいのか自分で決めていい」といわれたときはとても驚きました。実際に私は1カ月間の休暇をいただき、受験勉強に専念することができました。
また、受験勉強をしていると問題用紙のコピー代がかなりかかります。事務所内にあるコピー機を自由に使わせてもらえるのも、些細なことですがとても助かるポイントでした。
無事に合格を迎えたときの周囲の反応はどうでしたか?
通勤電車の中で合格を確認し、皆さんにご報告したときは、自分のことのように喜んでくださいました。わざわざチャットを送ってくださった方もいて、すごく嬉しかったのを覚えています。1カ月もの試験休暇をいただいていたこともあり、直前期は「不合格だったら申し訳ない」というプレッシャーでとても緊張していました。その分、結果が出たときは本当に安心しました。
合格発表日は、出社していたメンバーで焼肉を食べに行き、先輩方にごちそうしていただきました。それまで焼肉ランチは高くて避けていたのですが、今ではすっかり定番ランチになっています!
現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
育成税理士として、財産評価や申告書の作成、お客様面談への同席がメインの業務となります。件数は多くありませんが、確定申告業務を担当することもあります。
受験生時代から財産評価に興味を持っていたのですが、実務に入ると、特に土地の評価は試験問題とは比べものにならないほど複雑で、日々悩みながら取り組んでいます。
試験問題のように「与えられた情報」だけで評価するのではなく、減額要素を自分で探す必要があるため、まだまだ慣れない点も多いです。それでも、無事に評価作業を終えたときには、大きな達成感とやりがいを感じます。

ご自身で入社後、成長できたと思うところを教えてください。
財産評価の精度は、入社当初よりも確実に上がっていると思います。
相続税法には合格していますが、実務では教科書どおりに評価できないケースも多く、判断に迷う場面も少なくないです。そんなときは、ほかの税理士や先輩方に教わりながら進める中で、より理解を深められていると感じます。
あなたが考える円満相続税理士法人の魅力、強みは何ですか?
円満相続税理士法人の強みは、向上心の強い人が集まっていることだと思います。
社内研修にとどまらず、自己研鑽を欠かさない方ばかりです。相続に関することはもちろん、宅建やファイナンシャルプランナーなどの資格取得に挑戦される方も多く、努力し続ける姿からよい刺激を受けています。
また、「全員でよりよい組織にしていこう」という意識がある点も魅力です。業務効率を上げられそうなツールがあれば、まずは試してみて、導入に向けて積極的に検討します。結果として導入に至らないこともありますが、現状に満足せず常に改善していく意識が根付いているのは、ほかにはない大きな魅力だと思います。
円満相続税理士法人の社員・会社の雰囲気を教えてください。
「メリハリのある会社」という言葉がぴったりだと思います。
業務に関しては一切妥協することなく、細かな部分までしっかり詰めていきます。会社全体で技術力を向上させるため、税理士は月2回の研修を受けているほか、インプットだけでなくアウトプットに重点を置いた取り組みも検討中です。
一方で、業務から離れるととても温かな雰囲気です。たわいもない雑談をしたり、ランチの相談をしたり、社内イベントの際にはアイデアを出し合いながら盛り上がることもあります。
これからのビジョンや、次の目標を教えてください。
まずは相続専門の税理士として、一通りの業務を一人でこなせるようになることが目標です。
入社してまだ間もないため、大きく会社に貢献できているわけではないのですが、一件ずつ経験を積んで着実にステップアップしていければと思います。
求職者の方に一言お願いいたします。
相続業務に興味はあるけれど、一歩踏み出せず悩んでいる方にこそ、ぜひおすすめしたい職場です。
私自身、入社前は相続税法の受験勉強には興味があるものの、「実務についていけるのか」という不安から応募するまでに1年ほど悩んでいました。入社後は関わらせていただく案件に何とか食らいついている毎日ですが、どの案件でも学ぶことが多く、とてもやりがいのある仕事だと感じます。
もし少しでも迷っているのであれば、ぜひ一度応募していただきたいです。一緒に働ける日を楽しみにしています!

1日のスケジュール
9:15
出社、メール・チャット確認
10:00
前日に作業した財産評価などの自己チェック
11:30
ランチ
13:00
財産評価・申告書作成
18:30
退勤(帰宅後は課題図書の読み込みをします)
